蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH

「命をもったフェストゥム 人になりたかった… そう皆城総士という名の人間に だから俺はここに来たんだ」

蒼穹のファフナー、まさかの劇場版も公開!
TVシリーズ&RIGHT OF LEFTで完結したと思ってたから、まさかの劇場版でした。
ファフナーは良い作品だと言い続けて早5年。
蒼穹作戦後の物語が見れるなんて…。
以下、ネタバレに付き見てない人は見てからフェストゥムと対話しに来て下さい
 

 
■時代設定
蒼穹の作戦から2年後という設定でスタートするけど、実際にどの時期なのかは詳しくは語られていない。
パンフのキャラクターの年齢表記から察するに2148年7月9日から2148年9月20日までの2ヶ月が劇場版の期間らしい。
っていうか、高校2年だと思われる真矢達と、一学年下のはずの里奈達が全員16歳表記だから分かりづらい…
真矢達は9月以降、学年下の里奈達は4~7月に誕生日が集中してるから、計算上は上記の期間のはず。
■各キャラの成長
各キャラがTVシリーズを通してと、それからの2年の歳月分成長してるのがよく出てます。
見た目で変化したのはカノンだけど、剣司や咲良は内面の変化が大きくファフナー搭乗時の変性意識にも変化が出てるぐらい。
逆にバックアップだった里奈や芹、広登はTVシリーズの頃の剣司達だよなぁ…と。
里奈の弟の西尾暉ですが、新キャラと見せかけて実はTVの頃から居たりします。こんなの劇場版公開前に前編見直した奴にしか分からんがな…
しかも失語症という裏設定の為に喋ってなかったからまったく気がつかないレベル。
CDCにいる新国連二人組と、今回のキーパーソンの来主操と日野美羽が真の新キャラ。
新国連二人組はカノン投降後の職業決めメンバーの中にもいたんでしょうねぇ…
・来主操
彼の言っている条件はブレイクブレイドの降伏条件並に無茶な内容だったりします。
要は全面降伏して、尚且つ自分所の戦力として別のフェストゥム&人類軍と戦えって話ですし。
彼が自分の意思で選択するっていうのが劇場版の主軸となっています。
・日野美羽
「アニメのやるせない場面ランキング」をやるとだいたい名を連ねる日野道生の娘。
この子の能力が劇中で重要となってきますが、そんなことより気になるのはこの子の年齢。
生まれる前に蒼穹作戦が終了して、それから2年で2歳はおかしくねーか?1歳でしょ?
どう考えても0歳の期間が計算されてない…
■新ファフナー
・マークドライツェン
カノン専用のマークドライツェンは建造中だったけど、フェストゥム戦忙しくて作ってる暇なかったから放置されてたっていうTVシリーズ時の裏設定の機体。
・西尾姉弟機
マークノイン&マークツェーンは、アハトとエルフの間に存在したとされる欠番機。
ゼロファフナーはティターンモデルを作る前に建造されたプロトタイプ。
3体とも、TVシリーズ&RIGHT OF LEFTで設定上存在したとされてる機体でしたが、劇場版で遂に日を見ました。
・マークニヒト
新型でも未登場機でもないですが、TVシリーズと比べて禍々しく変化。
■まとめ
要は、操の選択の物語。
操の選択ってのは、TVシリーズで乙姫が島民とフェストゥム両方に投げ続けた「選択する」ということを選ぶ物語。
選んだことで自分は消失してしまったわけですが、操にとってそれでよかったんだと思います。
結局のところ、劇場版ファフナーは蛇足のようなもんですが、逆にTVシリーズで提唱された可能性が『それで万事解決』って訳じゃないことが判明したことがファフナーらしくていい感じになってると思います。
拾うもんは全部拾った感じですし、物語の構成は非常に良く出来ていて、今までの裏設定や謎への回答もほぼ解消してる。
最終的にはTV最終回の『あくまで可能性』ってところに戻っているものの、非常に楽しめた作品でした。
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です