STAR DRIVER 輝きのタクト 第22話「神話前夜」
そんな訳で復習を兼ねてイカ刺しサム物語↓
「少年は恋をした。そう、浜辺で出会った少女に少年は燃えるような恋をした」
「そこは…魚の惑星」
「少年は腕の良い漁師だった。名前は…サムでどう?」
「少年サムは出会った少女と二人 ボートに乗って眩い銀河の世界に旅立つことを夢見た」
「けれど、サムが恋したのはその少女だったのか…それとも銀河の世界だったのか」
「人生という冒険は続く」
「魚の惑星には銀河の世界へ行ける船が一隻だけあったの。その船は王様が持っていた」
「そうね。でもある日のこと王様がお触書を出したの」
「イカ大王を倒して、その青い血を持ってきた者には何でも望みのものを与えると」
「魚の惑星には、夜になると我が物顔で暴れまわるイカの大王が居たの」
「少年サムは銀河の世界に旅立つ船を手に入れるため イカ大王と戦う決意をした」
「人生という冒険は続く」
「チャンスを逃すな!少女はそう思ったの。なんとしてもイカ大王を倒して銀河の世界に旅立てる船を貰うのだ」
「そこでサムは手にした銛でイカを突き刺す訓練を始めた。イカ大王と戦うその日に備えて。えい!えい!えーい!!」
「イカ刺しサムの名はほどなく国中に広まった」
「少女はそんなサムの帰りをいつも海辺の小屋で待っていた」
「そして、二人は秘密を持った…」
「イカを食べたの。魚の惑星ではイカは悪魔の使い。決して口にしてはいけないのに、二人は、二人でイカを食べた」
「けれど、秘密を共有したことで二人の絆は一層深まった」
「人生という冒険は続く」
「『欲しいものがあるならためらうな!』 少女はそう言ったの」
「ついに、イカ大王の居場所が分かったけれどそこは一年中、激しい嵐による危険な大時化に囲まれた海だから流石のイカ刺しサムもその船出をためらった」
「けれど、ためらうサムを少女は叱った」
「イカ刺しサムは少女を海辺の小屋に残し、一人危険な海へと漕ぎ出した」
「人生という冒険は続く」
「戦いが始まる。危険で暗い夜の海。サムは銛を手に今戦いを挑む」
「そして言葉では到底語り尽せない激しい格闘の末にイカ大王をしとめたサムは、ついにその青い血を手に入れた」
「瓶に詰めたイカ大王の血は、青く煌々と輝き夜の海を照らし出す」
「その青い血を携えてサムは王様に謁見する」
『王様、約束の青い血です!これがそうです!』
「王様は歓喜に震え瓶を受け取ると、いきなりその青い血を飲み干した」
「その青い血は、不老不死の魔法にかけられた王様が永遠の人生を終わらせることが出来る唯一の薬だったのだ」
『ありがとうサム。これで今宵眠りにつけば、私はもう二度と目覚めぬ』
「人生という冒険は続く」
「王様は王位を譲ると言った。王様は最初から呪いを解く青い血を持ってきた者にその王位を譲るつもりだったのだ」
「けれどサムは、その申し出を断った」
『王様、僕はただあなたが持っているという銀河の船が欲しいだけなんです』
『それに乗って、眩い銀河の世界に旅立ちたいのです』
『だから王位なんか要りません!国など欲しくはありません!』
「…すると王様は言った」
『よかろう若者よ。望むものは何でも与える約束だ。違えるつもりも無い』
『あの銀河の船を譲ろう』
『だが若者よ。イカ刺しサムよ。心して聞くがいい』
『あの船を動かすにはお前が恋する少女の赤い血を一滴残らず、そのエンジンに注がねばならぬ』
『そう、恋する少女を殺さねばならぬ』
『そうしなければ動かない』
『さあ持っていけ。たった今からお前のものだ』
「人生という冒険は続く」
「サムは少女を殺した。眩い銀河の世界に旅立つために、少女の赤い血をエンジンに注いだ」
「結局サムが恋したのは、少女ではなく銀河の世界への憧れだった」
「恋する少女は最初からあこがれの旅路を飾る花でしかなかったのだ」
「船はサムを乗せ銀河の世界へと旅立つ」
「けれどもすぐにサムは気付いた。あれほど憧れた銀河の世界、だが、それらの星星は生まれ育ったあの魚の惑星とどれほどの違いがあるのだろう」
「あの魚の惑星も同じ銀河の星の一つ、銀河は遠い世界ではなくサムは最初からその眩い世界に住んでいたのだ」
「では何のためにサムは少女を殺したのか」
■劇団夜間飛行
サカナちゃんの語ったイカ刺しサムの物語が前提として作られてるっぽいので、イカ刺しサムの物語と同様に過去や未来の出来事や特定の人物についての話だったりする。
つまり、この劇は総集編の意味合いもあり、この先の物語を示してたりする。
■オカダ・ハナ
やけに棒読みだと思ったら9nineの人だった…
■サリナ部長のアドリブ
これは、この先の戦いにおいて真にタクトに決意があるのかの再確認。
■ナンパするヘッド
ソラの話し以来、だんだんヘッドが只の屑にしか見えなくなってきた件について。
それはともかく、劇中の人間から見たらヘッドは歳相応に見えるらしい…
■他のと違ってタウバーンは地球人のために作られたサイバディだ
・サリナ部長と副部長は別世界(単なる別の星なのか平行世界なのかまでは不明)の住人。
・サイバディはこの二人の世界に元あった物。
・タウバーンは何らかの目的で他のサイバディとは違い地球人専用に作られた。
…まさか22話にして設定の風呂敷を広げるとはなぁ。
つか、ここで設定の風呂敷を広げると同時に物語の収集をつけようとしてるので、当初思われていた『STAR DRIVER 輝きのタクトは分割2期制』じゃない可能性が出てきたな…
■ひが日死の巫女
今までスガタにバレてなかったことに驚き。
っていうか、スガタすらニチ・ケイトがひが日死の巫女だってことを知らんかったのか…
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/ ̄ ̄\ なんか来週から最終決戦っぽいよな
/ ⌒ ⌒\
| ( ●)(●) ____
. | ⌒(__人__) / \ 上で分割2期生の可能性は薄れた
| |r┬-| /─ ─ \ みたいなこと書いたけどさ…
| `ー'´} \ / (●) (●) \
. ヽ } \ | (__人__) | 無印ギアスみたいな嫌な感じで
ヽ ノ \ \ ` ⌒´ _/ 後半に続くとかやられる可能性も
/ く. \ \ ノ \ なきにしもあらずでちょっと嫌
| \ \ (⌒二 |
| |ヽ、二⌒)、 \ | |
どうでもいいけど、タクト様終わるとダンボール戦機以外春アニメにロボ無い件について