劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-

劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-

機動戦士ガンダム00ついに完結!
やっと感想作りオワタ。
ファーストシーズンの予告映像から感想始めて早3年。
デス種終了時に「次回の感想は劇場版種の後で」とか書いたけど、それが00になってついに叶う時が…。
外伝とか続編とか映像でやらない限りはきっと最後の00感想です。
最大の見所はビリー「優しくしてください」
ホント、やってくれた、やってくれたよ…うえだゆうじ!
以下、ネタバレに付き見てない人は見てから対話しに来て下さい


ツインドライヴ用新型太陽炉
前は50年かけて作っていたものを2年で完成させたってのが驚き。
まあ、そもそも純正太陽炉と擬似太陽炉の違いって炉心部にTDブランケットが有るか無いかの差らしいんで、木星圏のそれ☆すたチームが既にTDブランケットを作っていてそれに組み合う部品が完成するまでの時間が2年だったのかもしれない…。この辺はちゃんと設定を読んだほうがいいかも。

映画それ☆すた
別名『勇者ソレスタルガンダム』
冒頭、初っ端からこれ。
連邦が作ったセカンドシーズンの内容をプロパガンダ映画にしましたってものですが、映画で劇中劇やるっていう予備知識がないと本当に混乱しそうだった。
ひとりだけオリジナルキャストの大使様が無駄にカッコイイ良くてワラタ。
っていうか、電池さんが幼女になってるんですけどw

「僕いなかったな…」
沙慈君、TVシリーズで色々あったけど友達一人でも残っててマジ良かったね的な。
見直さなければ分からないんだけど、ファーストシーズンの時の時点でルイス以外の交友関係があんまり描写されてなかった気がする…

コロニー公社視察
まるでEWのリリーナのようなまりなさんじゅうななさい。
どうやら00の世界のコロニー開発者ってのはUC初期(UCの冒頭)みたいに待遇が相当悪いらしい。いわばタコ部屋。

刹那専用カスタムフラッグ
フラッグでジンクスⅢ3機2分以内に屠るとせっさんマジイノベイター。
しかしマリナがリリーナやってるなぁとか思ったら刹那とロックオンはヒイロとデュオでした。
オマージュなのかな?って本気で考えた。

デカルト・シャーマン
TV終盤のトランザムバーストによりイノベイターへと覚醒したらしい。
あのトランザムバーストで地球圏の結構な数の人がイノベイター候補となったらしいですが、セカンドシーズン時のトレミー組の中で刹那の次にダブルオーライザーの近くに居たにもかかわらず覚醒の予兆するなかった沙慈君マジ残念な人。
一方、覚醒したデカルトさんは2年間ずっとモルモット扱いで言うならばUC世界のゼロ・ムラサメ。そう考えるなら覚醒しなかった沙慈君はエルスにも直接狙われなかった分マシだったかもね。

ガデラーザ
イノベイター専用機。
戦艦クラスのサイズでMSサイズのGNファング搭載等、デンドロよりすごい機体。近いのはXのパトゥーリアあたりかな。
ただ、今回の敵であるエルスはサバーニャのハロみたいに脳量子関係ない機体じゃないとGNファングが乗っ取られたときにフィールドバックされるから相性悪すぎた模様。

エルス
ELS(Extraterrestrial Livingmetal Shapeshifter)
今回のガンダムらしくない最大の要因。
特攻兵器みたいなところはACNXの蝗型特攻兵器で、ルイスを狙ってやってきた時はターミネーター2のT-1000、侵食されるとアウトってところはファフナーのフェストムって感じか…
さらに倒すときは実弾兵器では乗っ取られるのでビームで完全融解させないとアウトなのでこの辺は魔人ブウっぽい。
しかもフェストムやマクロスFのバジュラ以上に攻撃に対する学習能力が高いので即効で攻撃が無効化されるのがホントすげー。
…しかしまあ、見てていつ「あなたはそこにいますか?」って言い出すのかと思ったわ。

襲われるアレルヤ&マリー
この、すごい タ ー ミ ネ ー タ ー っぷり。
いくら倒したり回避しても沸いて出てくるエルスさんからの逃亡劇はターミネーターやバイオハザードを思い出す出来。

デュナメスリペア
なんでサバーニャを地上に降ろさなかったのかなーって考えたら、もう軌道エレベーターで輸送できないことを思い出した。
そんなわけでデュナメスリペアは地上の秘密基地にでも隠されてたんでしょうね…

フェルト「彼の愛は大きすぎる」
刹那・F・セイエイ、この男はどれだけの女を手篭めにしたのか…
マリナ、ネーナ、フェルト、スメラギ(漫画版のみだけど)、エクシア、ダブルオー…
刹那の愛は無限に広がる大宇宙だな。

童貞神ビリー
まさかのモテ期到来。しかもお相手はミーナ(釘宮)
セカンドシーズン終盤で思いがやっと伝わったけど、スメラギさんはやらせてくれなかったらしい…曰く振られたと。
まあ若くておっぱいの張りがある方がいいですよね、そりゃあ。

デレ宮
ミーナさんはあれか、ミーナさん本人かその親あたりがネーナの遺伝子提供元だったんでしょうね。
しかし童貞神のお相手がデレ宮さんとは…許せないな。許さない、絶対にだ!

ガンダムサバーニャ
射撃特化というか、どちらかというとデュナメス系よりフリーダム系統の進化を果たした感じの機体になりました。
ホルスタービットとライフルビットに全身のGNミサイル等砲門の数がすごい。
エルスが射撃で倒すのが一番適している上に物量型なので一番の大活躍。

ガンダムハルート
何故か二人乗り。この理由はプラモのインストに乗ってんのかなぁ?
格闘型の機体で、これまたビット搭載機なのですがエルスとは相性が悪過ぎでした。

ラファエル
ティエリアさんは、その機体のお披露目の時のみ大活躍するなぁ…

火星攻防戦
速攻で壊滅する連邦軍先遣艦隊にかませ犬なデカルトさん。
デカルトさんはファフナーMRK二ヒトみたいな感じで乗っ取られた挙句ラスボスとして登場とかそんな感じかとおもってたけど、そんなことはなかったんだぜ・・・

トランザムバースト
エルスと対話する為に発動。
ちなみに、他のガンダム3機を戦線から遠ざけたのは、トランザムバースト空間は有効射程内では有無をいわさず対話モードになってしまうので、情報過多で倒れた刹那のようにならないため。
しかしTVシリーズ最強の機体がまったく戦わずしてぶっ壊れるのは見てて面白いもんではないよな…。

セラヴィーガンダム
中の人→後ろの人に続くティエリアのビックリドッキリメカ第三弾の頭上の人。
その本体はセカンドシーズン終盤に両手を破壊されて放棄されたセラヴィーさん。
っていうか、やっぱりソレスタルガンダムはやってくれないのか…

最終決戦
残り時間約90日。
劇中の時間経過が逆シャア並みに速すぎワラタ。いや、それ以上か。

グラハムとソルブレイヴ隊
量産型スサノオのブレイヴ。
プラモでは変な義務っくがいっぱいあったけど、結局変形できるのかどうか謎だったスサノオと違いフラッグ系の変形ができる上火力が高いブレイヴさん。
仮にセカンドシーズン時にこいつがいたらアリオスとアーチャーの影は薄れていたでしょうね。

グラハムと刹那
実はまともに顔を見るのは3回目なグラハムと刹那。
かつてのラスボス(1期)が仲間になるのは良いイベントですな。

ミレイナとティエリア
セカンドシーズンの時はネタ程度だと思ってたけど、劇場版になったら公式カップルになってたでござる。
そりゃイアンも動揺するわw

ビリー「優しくしてください」
劇場版00最大の見所。
思わず吹いたw
エレベーターであれだけミーナの胸と太ももを凝視してたビリーさんは、案の定簡単に陥落しましたとさ。

最終決戦
総力結集した徹底抗戦。
マクロスやステルヴィア終盤の人類すべてを投入した最終決戦を彷彿させます。
ちなみに小熊曰く、戦力差は1対10000とか…何これ?どうすんの?

僕らのコラ沢さん
キスシーン(笑)といい、コラ沢専用ジンクスIVといい、劇場版でも優遇枠。。
なんていうかデス種終盤のディアッカ同様に無駄にハラハラしたけど相変わらずの不死身っぷりでしたw

小熊終了のお知らせ
2008~2009年で僕らが疑問に思った「扇(ギアス)と小熊はなんで死なないん?」がついに実行されようとは…

お前は変われ
出現するTVシリーズで散っていったトレミー組の仲間たち…ってあれ?
モレノ医師は?

フェルト
結局、セカンドシーズンから刹那という主人公に対するヒロインはフェルトでしたというオチ。マリナとはなんだったのか…
まあ、フェルトが刹那に対するヒロインであってマリナは物語全体としてのヒロインなんでしょうね。
しかし結局のところ悲恋のヒロインというポジショニングからは開放されないあたり、フェルトはマジで悲惨ですね。

ダブルオークアンタ
残り15分くらいのところでやっと登場したダブルオークアンタ。
バリアも張れるソードビットやトランザムソード等、ダブルオーガンダムがオーライザーと組み合わさってやっと出来ていたことをガンダム1機で尚且つあの細身ボディーでやらかしているあたりダブルオーライザーより高性能なのはわかるのですが、如何せんこいつがまったく戦わないのでかなり消化不良。
まあ、対話の為の機体なので全力で戦いまくるとクアンタの本来の意味とは乖離しちゃうから駄目なんでしょうけど。

妖精ティエリア
何?このファム…
まさか過ぎる展開に思わず目が点になった。
次のGジェネ(iPhoneのやつ以降)で劇場版00まで出てきた場合、強化パーツにALICEやハロにならんでティエリア(ヴェーダ)ってのがありそうで怖い。

来るべき対話
誰もが思ったこと↓
なん…だと!?
世界創世のような大スペクタクル過ぎる映像に頭が付いていけない…

刹那、エルスの世界へ
ELSとの対話をする為に刹那はエルスの母星に出発。
っていうか、本当に機体の量子化を使って瞬間移動しやがった…
間違いなく∀はダブルオークアンタのデータを使っている。

対話の結果
対話しに行ったら何故かエルスがフェルトの花になったでござるの巻。

イオリアとその友人
2100年の若いイオリアとリボンズの原型の人によるイオリア計画のネタばらし。
なんというかイオリアさんの頭はあの時点で300年ぐらい先行ってたんだなぁ。
イオリアが人造人間セルを作りましたって言ってもきっと誰も驚かないw

2364年
劇場版の年代からさらに50年後。
ゼントラーディと共存したかのようにエルスと共存したらしい未来。
メタル化した女子高生も復活してますね…メタルイノベイターとして。
人類の1/4がイノベイターとして覚醒してる世界らしいけど、50年前の時点で問題視された旧人類との能力格差はどう対処されたんだろ謎。

外宇宙航行艦「スメラギ」
命名者は間違いなく童貞神。

マリナさん80歳
誰得な感じでマリナさんが本当にババアになったでござる。
一応、結婚したっぽい写真があるのでバージンクイーンの道を歩んだわけではなさそう。

メタル刹那
マリオがメタル化した感じで刹那がメタル刹那として登場。
歩いた時の歩行音はメタルクウラそのものです。

完結する00
セカンドシーズンのEDラストのダブルオーのようにクアンタが花一面に。
羽生えてたのはよく解らんです。
そんなこんなでガンダム00の物語が終了したわけですが、第1話放送時からしてみれば誰一人こんなオチになるとは思わなかったでしょう…
種シリーズはエヴィデンス01を投げっぱなしだったけど、「未知との対話」が散々言われたとはいえこれは拾わなくていい伏線だったのでは?と真面目に思った。
そういう意味では全てが投げっぱなしだった種はすばらしいのかもしれない…
観に行ってから1日おいて考えたけど、劇場ガンダム版00って「ガンダム」ではなく「00」なんだなってこと。
観にいってない人は?ってなるけど、劇場版00をみれば「ガンダム」ではなく「00」って意味が多分よく分かると思う。
でもまあ、面白いことに地球外生命体エルスとの対話ってテーマはあながちガンダムそのものからは外れていなかったりします。
誤解なく分かり合えることというのが宇宙世紀のニュータイプの概念で、これがガンダムのテーマのひとつ。
そういう意味ではガンダムらしくヒト対人ではなくヒト対地球外生命体という趣向でありながら対話というテーマにこだわり続けた劇場版00という作品は、ガンダムという作品でありながら既存のガンダムを壊すためにつくられたGガンダム以上にガンダムを壊しながらガンダムであったと思います。書いてる本人が既にイミフになってますがw
問題点不満点がそれなりにありますが、物語のテーマそのものに決着を着けたこの劇場版00はそれなりに満足できる映画でした。







個人的にはガンダムUCラストのユニコーンと一体化して神になったバナージのように、『クアンタと一体化してガンダムそのものになった刹那』というオチを期待してたのですが、さすがにやらなかった模様。残念。
 


劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-” に対して2件のコメントがあります。

  1. 月詠 より:
    初めまして。通りすがりですがコメントさせて頂きます。 私もガンダムWのオマージュは多いなと思いました。劇中映画のガンダムのコックピットも、ガンダムWの(Wゼロ・エピオン以外の)ガンダムのコックピットそのままでしたし。 >Gガンダム以上にガンダムを壊しながらガンダムであった 同感です。 ガンダムでvs宇宙人はタブーだったともいわれますが、ガンダムがガンダムとしてこれからも魅力的な作品であり続ける為には、ガンダムの持つ限界を広げていく必要がある気がします。 Gガンダムがガンダムの在り方に一石を投じ、その世界観を広げたことに劇場版OOは近い気がする。 前例が出来て、この映画が『成功』と言える業績を納められれば、将来的にガンダムでのvs宇宙人はタブーではなくなって、そこから
  2. 26歳童貞 より:
    38歳のビリーでも童貞が捨てられた事に希望が持てました。

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