純アライブ祭
zama下は激怒した。
必ず、かのロリコンの王である純(sumi)に仕返しをせねばならぬと決意した。
zama下にはロリ萌えがわからぬ。
zama下は、パック勝負職人である。カードゲームのパックを剥き、TCGで遊んで暮して来た。
けれどもロリネタに対しては、人一倍に敏感であった。
今日未明zama下は家を出発し、野を越え山越え、十里はなれた此の池袋の市にやって来た。
zama下には彼女が無い。女房も無い。両親と姉と暮している。
家族構成と全く関係ないが、自身の宴の為に、はるばる市にやって来たのだ。
先ず、皆で集まり、それから宴の場までぶらぶら歩いた。
zama下には信じている友があった。純(sumi)である。
どんなに酷い目に遭おうと、純(sumi)だけは心の友であった。。
久しく逢わなかったのだから、久しぶりに合うのが楽しみであった。
宴の中、zama下は、純(sumi)の様子を怪しく思った。ニヤニヤしている。
なんだか、宴のせいばかりでは無く、純(sumi)が、やけに怪しい。
のんきなzama下も、だんだん不安になって来た。
若い衆をつかまえて、何があるのか、と質問した。
若い衆は、首を振って答えなかった。
さちこに、こんどはもっと、語勢を強くして質問した。
さちこは答えなかった。
zama下は両手でさちこのからだをゆすぶって質問を重ねた。
さちこは、あたりをはばかる低声で、わずか答えた。
「純(sumi)は、クソ野郎です。」
「なぜクソ野郎なのだ。」
「悪心を抱いている。」
「たくさんの人を陥れたのか。」
「はい」
「おどろいた。純(sumi)は乱心か。」
「いいえ、乱心ではございませぬ。ただひたすらにクソ野郎なのです。きょうは、あなたが宴の主賓なのです。」
聞いて、zama下は激怒した。
「呆れた純(sumi)だ。生かして置けぬ。」
zama下は、単純な男であった。のそのそ純(sumi)の前に這い出た。
たちまち彼は、純(sumi)に捕縛された。
調べられて、zama下の懐中からはロウきゅーぶ!が出て来たので、騒ぎが大きくなってしまった。
zama下は、純(sumi)の前に引き出された。
「このロウきゅーぶ!!で何をするつもりであったか。言え!」クソ野郎純(sumi)は静かに、けれども威厳を以て問いつめた。
その純(sumi)の顔は蒼白で、眉間の皺は、刻み込まれたように深かった。
「お前にロウきゅーぶ!の感想を書かせるのだ。」とzama下は悪びれずに答えた。
「おまえがか?」王は、憫笑した。「仕方の無いやつじゃ。おまえには、わしのロリ心がわからぬ。」
「言うな!」とzama下は、いきり立って反駁した。
「人のロリ心を疑うのは、最も恥ずべき悪徳だ。純(sumi)は、変態紳士の忠誠をさえ疑って居られる。」
「疑うのが、正当の心構えなのだと、わしに教えてくれたのは、おまえたちだ。人の心は、あてにならない。人間は、もともと私慾のかたまりさ。信じては、ならぬ。」純(sumi)は落着いて呟き、ほっと溜息をついた。
「わしだってロウきゅーぶ!が好きだ。自分の地位を守る為か。」こんどはzama下が嘲笑した。
「ロウきゅーぶ!のレビューもしないで、何が純(rori)だ。」
「だまれ、下賤の者。」純(sumi)は、さっと顔を挙げて報いた。
「口では、どんな清らかな事でも言える。わしには、人の腹綿の奥底が見え透いてならぬ。おまえだって、今に、変なものを渡されてから、泣いて詫びたって聞かぬぞ。」
「ああ、純(sumi)は悧巧だ。自惚れているがよい。私は、ちゃんと貰う覚悟で居るのに。命乞いなど決してしない。ただ、――」と言いかけて、zama下は足もとに視線を落し瞬時ためらい、「ただ、私に情をかけたいつもりなら、8ヶ月後にやり返す権利を下さい。」
「ばかな。」と純(sumi)は、嗄れた声で低く笑った。
「とんでもない嘘を言うわい。渡したものと同じレベルのものが帰って来るというのか。」
「そうです。帰って来るのです。」zama下は必死で言い張った。
「私は約束を守ります。私にやり返す権利を許して下さい。私を信じられないならば、よろしい、この市の皆であなたをギャフンと言わせるものを用意しよう。」
それを聞いて王は、残虐な気持で、そっと北叟笑んだ。
生意気なことを言うわい。どうせ口だけにきまっている。この嘘つきに騙された振りして、放してやるのも面白い。
「願いを、聞いた。その皆を呼ぶがよい。最高の贈り物とやらを用意するが良い。純アライブ祭でまっておるぞ。」
■基本概念
これだ!という誕生日プレゼントを渡して一番「圧敗」と思わせた者が勝ち
<試合規定>
第一条 使用金額は6千円まで
第二条 捨ててあるゴミ等はダメ。最低でも自分が渡されても良いレベルのものを。
第三条 「圧敗」と言わわせるのが勝負なのでアルコール度の高い酒を飲ますのはダメ。
第四条 祭時に物を用意できなかった物は、翌日からは不名誉なあだ名で呼ばれる。
第五条 祝られる人が審査員である。
第六条 一番「圧敗」と思わせた者を決める集いです。
第七条 ビリは罰ゲーム。
第八条 自分一人で買え。
第九条 アキバブログでプレゼントを探すな。
※第一条補足:誤差500円までは認める・
※第二条補足:アライブ祭主賓経験者は参加者が渡してきたものと同等の物なら「最低でも自分が渡されても良いレベルのもの」を無視して渡せる。ただしそれ以上のレベルのものを渡す場合は第二条のルールに則ること。
※第八条補足:彼女にお金を渡して女性物下着を買ってきて貰う等の行為は禁止。やるなら自身で店に入りレジに並んでお金を出すところまで一人でやる。
※第九条補足:最初からアキバブログで探すのは無し。たまたま買ったあとにアキバブログに載ってしまった位ならみとめる。
<ゲーム内容>
1,クジをそれぞれ引き、そのクジに書かれた順に沿って持ち込んだ物を渡していく。
2,一番「圧排だわー」と思わせるものを渡したものが優勝。
3,一番「何これつまんねー」と思わせるものを渡したものには罰ゲーム。
------------------------------------------------------------------------------------------
前王者『ゴウ』は、アライブ祭に新たな歴史を刻んだ。
皆がアキバブログからネタを探り、個性が生まれにくくなっていた閉塞感……
そんな中で、颯爽と現れた斜め上からの新星は「彼女」の力で全ての挑戦者を打ち祓い、アライブ祭史上初の先行逃げ切りを達成した。
次々と他の参加者を続けるその雄姿は頼もしくもあり、一方で、ある種の決意を参加者達に植えつけていった。
「流石に次は彼女に買わせるのは禁止だな」
そして彼には「クソ野郎」の称号を超越した「うんこ野郎」もしくは「ギルティクラウンで言うところのF欄」の称号が与えられた…
・
・
・
あの衝撃のさちこアライブ祭から約半年近い日数が経過し、再び雲間から光が差し込み、ようやく稲穂が実り始めたのは4月下旬のこと。
最初の挑戦者は最初の被害者であり、純(sumi)にリベンジを誓うアベンジャーたるzama下。
『パパのいうことを聞きなさい!(全巻)+原稿用紙 』
zama下は以前から純(sumi)がロウきゅーぶ!感想を書くためにロウキューブ!原作を貸していたが、
つまるところ、それが彼の純(sumi)に対するプレゼントの布石だったようだ。
それに続いて和やかな若葉が舞い込んできた
前回ユニーク賞を受賞した六界持ち込み『ロウきゅーぶ!(全巻)』の襲来である。
上記にもあるが、純(sumi)はロウきゅーぶ!をzama下から借りていたためにロウきゅーぶ!!を持っていない。
そこを狙っての攻撃であったが、流石にロウきゅーぶ!!ネタは使い古されてしまい、少々興ざめな結果となってしまった。
しかし、六界の「いつまでも(rori)さんであって欲しい」という気持ちは熱く受け取るべきだと、筆者は思う。
こうして、純アライブ祭の基準を決める「門番」が出来たアライブ祭メンツに再び緊張が走ったのは3番手。
「新しい趣味に走る純(sumi)さんが見たい」をテーマにさちこが持ち込んだのが
『「ロウきゅーぶ!」 三沢真帆 にいてんごフィギュア(雑誌なし)、少女時代(文庫) (アスペクト文庫)、バファローベル公式フォトブック、The ガッツ! 5』の4連続攻撃である。
いつものロウきゅーぶ!ネタから始まり、少女時代で幼女から少女へ対象を移させ、バファローベルでケモナーというジャンル変更、最後に禁断の誰得エロゲーThe ガッツ! でとどめを刺すという隙を許さぬ4連続構成。
……「流石にThe ガッツ!はダメだろ」とのコメントを頂くことになった。
さちこの4連続攻撃で兵糧の尽きかけたアライブ祭メンツに、「黒船」は唐突に現れた。
前回から男らしく直球ストレートで攻撃をかけるみかんによる
『瑠川リナ [Blu-ray]、TENGA ディープスロート・カップ』
とても分かりやすく直球アイドルAVとTENGAである。直球である。
前回見せたAYA STYLEによる圧倒的な破壊力は鳴りをひそめていたものの、純(sumi)に「これは酷い!!」とまで言わしめたのはさすがの貫禄と言うべきか。
ともあれ、連続で脅威を見せ続ける古豪みかんが今回も危なげなく名を連ねることとなった。
さて、役者が揃ったところで審議に入ろうという時に、初代チャンピオンであるくみちょから前回アライブ祭の審議結果に対する「申し開き」とも取れるが切り札が持ち込まれた。
なんと、みかんの持ち込んだ直球を直球で返しつつ、更に斜め上の攻撃を加えたのが…
『ロリコン、LOVE BODY aki (ラブボディー アキ)、体育着』の3点セットである。
今回散々使われたロリコンネタであったがトドメとばかりに差し出された本「ロリコン」と、体操着にLOVE BODY…流石にここまでされたら降参宣言を出さざる得なかった。
こうして、さらなるロリコンネタでクソ野郎度を上げてなおかつ余計なお世話であるLOVE BODYまで渡すという前代未聞の蛮行……もとい前人未到の偉業は前回の「下着」を彷彿させるほどに震撼させ、くみちょは今回も危なげなく参戦したのであった。
以上、3人の参戦を紹介し終えたところで、今回の大賞を発表しよう。
見事栄冠を手にしたのは……
くみちょの『ロリコン、LOVE BODY aki (ラブボディー アキ)、体育着の3点セット』である。
今回の審議は非常に簡単なものであった。
初回のzama下から徐々にレベルを上げていく順で渡されていく形となり、最後であるくみちょがとどめを刺す形でプレゼント譲渡が終わったからである。
純アライブ祭は前王者が与えた「下着ショック」と共に始まった。
凡庸なプレゼントでは最早純(sumi)を満足できないのではないかという、不安に包まれた幕開けだった。
だが、復讐を誓うzama下から始まる六界、さちこ、みかん、くみちょの怒涛の5連はいずれも他のアライブ祭であれば大賞を狙える出来であり、終わってみれば当初の不安とは裏腹に実りの多いアライブ祭であったと言えるだろう。
最後に、純(sumi)の誕生日を祝うメッセージで締めくくりたい。
「いつまでも純(sumi)さんは純(rori)さんでいて下さい」
必ず、かのロリコンの王である純(sumi)に仕返しをせねばならぬと決意した。
zama下にはロリ萌えがわからぬ。
zama下は、パック勝負職人である。カードゲームのパックを剥き、TCGで遊んで暮して来た。
けれどもロリネタに対しては、人一倍に敏感であった。
今日未明zama下は家を出発し、野を越え山越え、十里はなれた此の池袋の市にやって来た。
zama下には彼女が無い。女房も無い。両親と姉と暮している。
家族構成と全く関係ないが、自身の宴の為に、はるばる市にやって来たのだ。
先ず、皆で集まり、それから宴の場までぶらぶら歩いた。
zama下には信じている友があった。純(sumi)である。
どんなに酷い目に遭おうと、純(sumi)だけは心の友であった。。
久しく逢わなかったのだから、久しぶりに合うのが楽しみであった。
宴の中、zama下は、純(sumi)の様子を怪しく思った。ニヤニヤしている。
なんだか、宴のせいばかりでは無く、純(sumi)が、やけに怪しい。
のんきなzama下も、だんだん不安になって来た。
若い衆をつかまえて、何があるのか、と質問した。
若い衆は、首を振って答えなかった。
さちこに、こんどはもっと、語勢を強くして質問した。
さちこは答えなかった。
zama下は両手でさちこのからだをゆすぶって質問を重ねた。
さちこは、あたりをはばかる低声で、わずか答えた。
「純(sumi)は、クソ野郎です。」
「なぜクソ野郎なのだ。」
「悪心を抱いている。」
「たくさんの人を陥れたのか。」
「はい」
「おどろいた。純(sumi)は乱心か。」
「いいえ、乱心ではございませぬ。ただひたすらにクソ野郎なのです。きょうは、あなたが宴の主賓なのです。」
聞いて、zama下は激怒した。
「呆れた純(sumi)だ。生かして置けぬ。」
zama下は、単純な男であった。のそのそ純(sumi)の前に這い出た。
たちまち彼は、純(sumi)に捕縛された。
調べられて、zama下の懐中からはロウきゅーぶ!が出て来たので、騒ぎが大きくなってしまった。
zama下は、純(sumi)の前に引き出された。
「このロウきゅーぶ!!で何をするつもりであったか。言え!」クソ野郎純(sumi)は静かに、けれども威厳を以て問いつめた。
その純(sumi)の顔は蒼白で、眉間の皺は、刻み込まれたように深かった。
「お前にロウきゅーぶ!の感想を書かせるのだ。」とzama下は悪びれずに答えた。
「おまえがか?」王は、憫笑した。「仕方の無いやつじゃ。おまえには、わしのロリ心がわからぬ。」
「言うな!」とzama下は、いきり立って反駁した。
「人のロリ心を疑うのは、最も恥ずべき悪徳だ。純(sumi)は、変態紳士の忠誠をさえ疑って居られる。」
「疑うのが、正当の心構えなのだと、わしに教えてくれたのは、おまえたちだ。人の心は、あてにならない。人間は、もともと私慾のかたまりさ。信じては、ならぬ。」純(sumi)は落着いて呟き、ほっと溜息をついた。
「わしだってロウきゅーぶ!が好きだ。自分の地位を守る為か。」こんどはzama下が嘲笑した。
「ロウきゅーぶ!のレビューもしないで、何が純(rori)だ。」
「だまれ、下賤の者。」純(sumi)は、さっと顔を挙げて報いた。
「口では、どんな清らかな事でも言える。わしには、人の腹綿の奥底が見え透いてならぬ。おまえだって、今に、変なものを渡されてから、泣いて詫びたって聞かぬぞ。」
「ああ、純(sumi)は悧巧だ。自惚れているがよい。私は、ちゃんと貰う覚悟で居るのに。命乞いなど決してしない。ただ、――」と言いかけて、zama下は足もとに視線を落し瞬時ためらい、「ただ、私に情をかけたいつもりなら、8ヶ月後にやり返す権利を下さい。」
「ばかな。」と純(sumi)は、嗄れた声で低く笑った。
「とんでもない嘘を言うわい。渡したものと同じレベルのものが帰って来るというのか。」
「そうです。帰って来るのです。」zama下は必死で言い張った。
「私は約束を守ります。私にやり返す権利を許して下さい。私を信じられないならば、よろしい、この市の皆であなたをギャフンと言わせるものを用意しよう。」
それを聞いて王は、残虐な気持で、そっと北叟笑んだ。
生意気なことを言うわい。どうせ口だけにきまっている。この嘘つきに騙された振りして、放してやるのも面白い。
「願いを、聞いた。その皆を呼ぶがよい。最高の贈り物とやらを用意するが良い。純アライブ祭でまっておるぞ。」
■基本概念
これだ!という誕生日プレゼントを渡して一番「圧敗」と思わせた者が勝ち
<試合規定>
第一条 使用金額は6千円まで
第二条 捨ててあるゴミ等はダメ。最低でも自分が渡されても良いレベルのものを。
第三条 「圧敗」と言わわせるのが勝負なのでアルコール度の高い酒を飲ますのはダメ。
第四条 祭時に物を用意できなかった物は、翌日からは不名誉なあだ名で呼ばれる。
第五条 祝られる人が審査員である。
第六条 一番「圧敗」と思わせた者を決める集いです。
第七条 ビリは罰ゲーム。
第八条 自分一人で買え。
第九条 アキバブログでプレゼントを探すな。
※第一条補足:誤差500円までは認める・
※第二条補足:アライブ祭主賓経験者は参加者が渡してきたものと同等の物なら「最低でも自分が渡されても良いレベルのもの」を無視して渡せる。ただしそれ以上のレベルのものを渡す場合は第二条のルールに則ること。
※第八条補足:彼女にお金を渡して女性物下着を買ってきて貰う等の行為は禁止。やるなら自身で店に入りレジに並んでお金を出すところまで一人でやる。
※第九条補足:最初からアキバブログで探すのは無し。たまたま買ったあとにアキバブログに載ってしまった位ならみとめる。
<ゲーム内容>
1,クジをそれぞれ引き、そのクジに書かれた順に沿って持ち込んだ物を渡していく。
2,一番「圧排だわー」と思わせるものを渡したものが優勝。
3,一番「何これつまんねー」と思わせるものを渡したものには罰ゲーム。
------------------------------------------------------------------------------------------
前王者『ゴウ』は、アライブ祭に新たな歴史を刻んだ。
皆がアキバブログからネタを探り、個性が生まれにくくなっていた閉塞感……
そんな中で、颯爽と現れた斜め上からの新星は「彼女」の力で全ての挑戦者を打ち祓い、アライブ祭史上初の先行逃げ切りを達成した。
次々と他の参加者を続けるその雄姿は頼もしくもあり、一方で、ある種の決意を参加者達に植えつけていった。
「流石に次は彼女に買わせるのは禁止だな」
そして彼には「クソ野郎」の称号を超越した「うんこ野郎」もしくは「ギルティクラウンで言うところのF欄」の称号が与えられた…
・
・
・
あの衝撃のさちこアライブ祭から約半年近い日数が経過し、再び雲間から光が差し込み、ようやく稲穂が実り始めたのは4月下旬のこと。
最初の挑戦者は最初の被害者であり、純(sumi)にリベンジを誓うアベンジャーたるzama下。
『パパのいうことを聞きなさい!(全巻)+原稿用紙 』
zama下は以前から純(sumi)がロウきゅーぶ!感想を書くためにロウキューブ!原作を貸していたが、
つまるところ、それが彼の純(sumi)に対するプレゼントの布石だったようだ。
それに続いて和やかな若葉が舞い込んできた
前回ユニーク賞を受賞した六界持ち込み『ロウきゅーぶ!(全巻)』の襲来である。
上記にもあるが、純(sumi)はロウきゅーぶ!をzama下から借りていたためにロウきゅーぶ!!を持っていない。
そこを狙っての攻撃であったが、流石にロウきゅーぶ!!ネタは使い古されてしまい、少々興ざめな結果となってしまった。
しかし、六界の「いつまでも(rori)さんであって欲しい」という気持ちは熱く受け取るべきだと、筆者は思う。
こうして、純アライブ祭の基準を決める「門番」が出来たアライブ祭メンツに再び緊張が走ったのは3番手。
「新しい趣味に走る純(sumi)さんが見たい」をテーマにさちこが持ち込んだのが
『「ロウきゅーぶ!」 三沢真帆 にいてんごフィギュア(雑誌なし)、少女時代(文庫) (アスペクト文庫)、バファローベル公式フォトブック、The ガッツ! 5』の4連続攻撃である。
いつものロウきゅーぶ!ネタから始まり、少女時代で幼女から少女へ対象を移させ、バファローベルでケモナーというジャンル変更、最後に禁断の誰得エロゲーThe ガッツ! でとどめを刺すという隙を許さぬ4連続構成。
……「流石にThe ガッツ!はダメだろ」とのコメントを頂くことになった。
さちこの4連続攻撃で兵糧の尽きかけたアライブ祭メンツに、「黒船」は唐突に現れた。
前回から男らしく直球ストレートで攻撃をかけるみかんによる
『瑠川リナ [Blu-ray]、TENGA ディープスロート・カップ』
とても分かりやすく直球アイドルAVとTENGAである。直球である。
前回見せたAYA STYLEによる圧倒的な破壊力は鳴りをひそめていたものの、純(sumi)に「これは酷い!!」とまで言わしめたのはさすがの貫禄と言うべきか。
ともあれ、連続で脅威を見せ続ける古豪みかんが今回も危なげなく名を連ねることとなった。
さて、役者が揃ったところで審議に入ろうという時に、初代チャンピオンであるくみちょから前回アライブ祭の審議結果に対する「申し開き」とも取れるが切り札が持ち込まれた。
なんと、みかんの持ち込んだ直球を直球で返しつつ、更に斜め上の攻撃を加えたのが…
『ロリコン、LOVE BODY aki (ラブボディー アキ)、体育着』の3点セットである。
今回散々使われたロリコンネタであったがトドメとばかりに差し出された本「ロリコン」と、体操着にLOVE BODY…流石にここまでされたら降参宣言を出さざる得なかった。
こうして、さらなるロリコンネタでクソ野郎度を上げてなおかつ余計なお世話であるLOVE BODYまで渡すという前代未聞の蛮行……もとい前人未到の偉業は前回の「下着」を彷彿させるほどに震撼させ、くみちょは今回も危なげなく参戦したのであった。
以上、3人の参戦を紹介し終えたところで、今回の大賞を発表しよう。
見事栄冠を手にしたのは……
くみちょの『ロリコン、LOVE BODY aki (ラブボディー アキ)、体育着の3点セット』である。
今回の審議は非常に簡単なものであった。
初回のzama下から徐々にレベルを上げていく順で渡されていく形となり、最後であるくみちょがとどめを刺す形でプレゼント譲渡が終わったからである。
純アライブ祭は前王者が与えた「下着ショック」と共に始まった。
凡庸なプレゼントでは最早純(sumi)を満足できないのではないかという、不安に包まれた幕開けだった。
だが、復讐を誓うzama下から始まる六界、さちこ、みかん、くみちょの怒涛の5連はいずれも他のアライブ祭であれば大賞を狙える出来であり、終わってみれば当初の不安とは裏腹に実りの多いアライブ祭であったと言えるだろう。
最後に、純(sumi)の誕生日を祝うメッセージで締めくくりたい。
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